どうも、やいとです。
ぼくはカナダに移住して約10年、現在は在宅ワークのフリーランスWebデザイナーとしてカナダの田舎に住んでいますが。
はじめてカナダに来たきっかけはワーホリでした。ワーホリに来る前の仕事も、ワーホリ中の仕事もWebデザイナーでした。
その後、日本に一時帰国して再度カナダに渡りWebデザイナーとして移民権を取得してから約10年ずっとカナダに住んでいます。
その後は前述の通り、在宅ワークでWebデザイナーをしてます。
そんな感じで学生時代のバイト期間も含めると15年以上はWebデザイナーとして生計を立てています。
そんなぼくがカナダのワーホリを使ってWebデザイナーになるには?なれる可能性は?について紹介したいと思います。
Webデザイナー未経験の場合
未経験でワーホリに行ってWebデザイナーになれるのか?
ぼくは日本で未経験の状態でWeb制作会社にバイトとして潜入しました。
それから約2年間は月〜金、朝9時から夜12時までガッツリ働いて、毎日目が回るような日々を過ごしてやっと半人前になったかな。。という実感でした。
なので、未経験の状態でワーホリの1年間だけでWebデザイナーになれるのか?という質問では、ぶっちゃけてしまうと、実務に耐えうるWebデザイナーになるのはかなり難しいかと思います。
学生ビザとワーホリを併用してWebデザイナーになるには。
カナダには1年間学校に通うと1年間インターンできるビザが貰える制度があります。
それに、ワーホリの1年をプラスして合計3年カナダに滞在できる方法があります。
石の上にもなんとか、3年あればその気になれば十分モノにできると思います。
ですが、専門学校に通ったとしても専門学校の勉強1年だけの勉強でその後のインターン、ワーホリ期間に就職できるスキルを身につけれるかと言うと、おそらく難しいと思います。
ここカナダでも未経験で渡航してきて、専門学校に1年通って、その後のインターン、ワーホリ期間に就職する人をちょくちょく見かけますが、彼らはみんな学校の授業だけではなく、オンライン講座を受講したり、学校が終わってもガツガツ自習して独自の努力をして勝ち取っているという印象です。
そんな彼らでさえ「学校の勉強なんてヌルすぎる!正直学校に通ってるのはビザのためだけや!!」と言い切ってしまう人さえいます。
事実、カナダでWebデザインの専門学校に通っている人たちの中で実際にWebデザイナーとして仕事につけるのはおそらく半分以下だと思います。
当たり前の話ですが、学校に行ったからといってその職業につけるとは限りませんからね。。。
まとめて見ると、カナダで未経験からWebデザイナーになるには
1.Webデザインの専門学校で1年間の学生ビザを取得
2.卒業後貰える1年のインターンのビザとワーホリビザを合体して2年間働く。
という3年間を過ごすとかなり実力はつくのではないでしょうか。
ぼくのおすすめは、学校に通っている期間でも「ランサーズ」や「クラウドワークス」を利用して仕事をとってしまうことです。
ぼくもそうでしたが、一旦仕事として受けてしまうと、学校の勉強とは違う「なんとしても納品せねば!!!」という緊張感が生まれます。徹夜してでも何してでもなんとかしないといけませんから。。
ぼくも未経験で入社して、はじめの1年は冷や汗をかきながら超濃厚な修行をしました。
正直二度と味わいたくないですが、短期間でスキルを身につけるには実戦あるのみです。
学校の課題が。。。とかなんとかヌルいこといってたら絶対に難しいと思います!
そもそもWebデザイナーとはなんぞや。雇用市場の需要をしっかり見抜こう。
そもそもWebデザイナーという括りもかなりザックリしすぎてますよね。
- グラフィックデザイン
- HTML,CSSのコーディング
- UI/UX設計
- コンテンツ企画提案・実施
- SEO施策提案・実施
- テスト実施
などなど、多岐にわたります。
最近では、特に海外では分業が進んでいて、「UI/UXデザイナ」のみでの職種も見られます。というか「UI/UXデザイナ」に特化した方が仕事があるかもしれません。
ですから、しっかりと日本とカナダのジョブマーケットの需要と把握してから自分のスキルを身に着けていかないと、何年も勉強したのに全然仕事が見つからない。。。なんてことになります。
事実Webデザインという境目が無くなり、なにかに特化したものを持っていないとなかなか難しい時代になってきています。
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今Webデザイナーだけどワーホリに行って現地就職できるのか
では、今現在Webデザイナーをやっていてワーホリで来てから就職することは可能なのか?という質問ですが。
こちらもリアルな話、結構難しいと思います。
ワーホリは1年です。たったの1年です。雇用する側としても1年で去ってしまうことが確定している人を進んで雇おうと思いません。もちろんめちゃめちゃスキルがあって1年のワーホリ後も就労ビザをサポートしてくれる会社もたくさんありますが、まだ働いていない段階でそこまで面倒見てくれそうな会社はそうそうありません。
ですが、実際にぼくはすぐにワークビザをサポートしてくれたので、可能性はゼロではありませんが、ほぼ100%運任せになってしまうのは否めません。。。(ぼくはめちゃくちゃスキルがあるわけではなかったので。。。)
ですが、前述した方法(学生ビザ1年+インターン1年+ワーホリ1年=3年)を利用すれば、現地就職の可能性はグッと上がると思います。
日本でバリバリ活躍していた人にとって、学生やインターンになるのはなかなかプライドが傷つくかもしれませんが、リアルに考えるとこの方法が一番確実な方法かと思います。
企業側も2年働けることが確定していれば、雇い易いと思いますし、その間に実力を発揮できれば移民権のサポートまでの道が開ける可能性が高いです。
実際に、Webデザイナーでカナダ移民している人たちはこのコースでなった人がほとんどではないでしょうか。
正直日本で十分経験を積んでいればカナダの会社に入っても十分にやっていけると思います。
カナダでWebデザイナーに必要な英語力は
で、問題は英語ですよね。
正直、スキルとかよりもここが問題かなと思います。
プログラマーやエンジニアは仕様書にそっていいコードを書ければ英語はそこまで問われないかと思いますが、
Webデザイナーって結構コミュニケーションが大事だったりしますよね。。。
なのでこればっかりは日本に居るときからしっかりと身に着けておく必要があると思います。
求められる英語力は会社によって、さらにポジションによって異なると思います。
ですが、プログラマーやエンジニアよりは英語力を試される職種であるのは間違いないです。
ここまで述べておいてなんですが、、10人のWebデザイナーがいたら、10通りの道があるといっていいと思います。
今まで出会ったカナダの日本人Webデザイナーもみんな独自の方法で道を切り開いています。
ですが、挑戦する意味は多いにあると思っています。たとえ失敗しても日本に帰って他のWebデザイナーとは一味ちがう仕上がりになっていることは間違いないと思います。
なので、これから「日本でWebデザイナーになりたい」なんて考えてる人がいるのであれば、ここカナダは絶対おすすめです!