どうも、カナダの田舎で在宅フリーランスのWebデザイナーとして食ってるやいとです。
よく人に自分の住んでるところや、職業をいうと「いいね、すごいね」的なことをよく言われるのですが、
「ぼくも(わたしも)やってみたい」
っていう、感想はなかなか聞かないんです。。。
確かに「海外」で「在宅」で「フリーランス」さらに「Webデザイナー」で、となると大変なんです。。
大変なんだけど、ぼくはすごく満足しているし、胸を張って周りの人におすすめしたい働き方だと思ってます。
似た職業で「エンジニア」とか「プログラマー」がありますが、Webデザイナーとはちょっと違うと思うし、フリーランスになる難易度で言えばWebデザインのほうが若干難易度が高いと思ってます。
WebデザインってどこからどこまでがWebデザインなのか境界線があいまいじゃないですか。
プログラマならただひたすらいいコードを書いていれば評価されると思いますけど、Webデザインっていろんな要素が含まれますよね。
そんなわけで、カナダ在住10年、フリーランス歴5年のぼくの、経験と知識の範囲になりますが、
海外でフリーランスのWebデザイナー(特に在宅ワークの)としてやっていくための方法を
ぼくの経験と、今まで会ってきた海外フリーランサーの人たちの話をまとめながら紹介できたらと思います。
準備:スキルを磨いておく
あなたが既に何年もWebデザイナーをやっていて、スキルに自信がある場合はここはスルーしてください。
在宅のフリーランスWebデザイナーをする上で気をつけてほしいのは「普通のWebデザイナー」は在宅フリーランスの世界ではほぼオワコンに近いと思います。今後はWebデザイナーでも
- なにかに特化する(特定の業種向けWebサイト制作や特定のターゲットユーザー向けのサイト制作など)
- プラスアルファの何かがある(プログラミング力・マーケティング力・データ解析力・ライティング力など)
が必要となってきています。
今これからWebデザイナーを目指す人はこれを頭に入れて置かないと、今後Webデザイナーになったとしても、
一生クライアントやWeb制作会社にこき使われるWebサイト量産マシーンと化すと思います。
Webデザイナーにおすすめの追加スキルは「プログラミング」なのですがそれにもいくつも種類がありますので、自分にあったプラスアルファを身につける必要があるかと思います。
「データ解析」や「アプリ開発」なんかもおすすめですね。
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今は会社が仕事を取ってきてくれて、それを捌いていれば問題ないですが、フリーランスになったら仕事を取ってくるのも自分の仕事になってきますので、自分の武器をしっかり装備しておかないと、あっという間にやられてしまいます。
仕事の探し方
クラウドソーシングを利用する
ぼくはこのクラウドソーシングサービス経由の仕事が多かったです。有名どころだと「ランサーズ
それ以外だと「Bizseek [ビズシーク]
カナダで会った日本人Webデザイナーも結構利用している人も多いと思います。
クラウドソーシングサービス(登録無料)
フリーランスの求人エージェントを利用する
フリーランス向けの求人エージェントを利用するのもベタな方法ですね。
ですが、フリーランス向けの求人エージェントが紹介する仕事って紹介されている案件がその会社に出社して働く「ほとんど常駐案件」なんです。。
成果物、結果さえ出せば、働く場所なんて関係ない!って考えてるぼくからしたらほんとに不思議なんですが、事実そうなんです。。。
ですが、諦めるのはまだ早いです。
一定期間我慢して、常駐で働いたあとに「在宅ワーク」に切り替えられる場合がよくあるんです。
しっかり成果をだしてその会社と信頼関係を築き、辞められたら困るって存在になっていれば
「本当は続けたいけど、会社行きたくないんで辞めます」
ってなった場合に「在宅ワークへの移行」の交渉が可能なんです。すべての案件でうまくいくとは思いませんが、
事実、このような形で「常駐」から「在宅ワーク」に変えてもらうことに成功した人もたくさん居るようです。
信頼できる人間で、仕事さえやっていればまったく問題ないのは経営者の人たちも頭ではわかってるんですね。
こんなこと書いてて悲しくなってくるのですが、まだまだ「在宅ワーク」に対する社会や経営者の考え方は遅れていますよね。今後「在宅ワーク」がもっと一般的になる世の中を待ってますよ、ほんと。。
有名なエージェントとしては以下のような感じですね。登録だけしておいても損はないと思います。
登録必須のフリーランス向け求人サイト
- レバテックフリーランス
(エンジニア向け) - レバテッククリエイター
(クリエーター向け) - Midworks
(安心保証) - ポテパンフリーランス
(高単価案件) - Workshipフリーランス
(週一から、プロ向け) - フューチャリズム
(スキルアップしながら) - プロの副業
(スキルが活かせる)
SNS・ブログで情報発信する
ただ普通に
「Webデザイナーやってます。仕事募集中!」
っていっててもおそらく仕事は来ないと思います。
プログラマやエンジニアならまともにコードが書ければそこそこ仕事があるのかもしれませんが、
なんの取り柄も無い普通のWebデザイナーは今後どんどん厳しくなっていくと思います。いわゆる「Webデザイン」って意味のデザインは以前よりも重要性が下がって来ていると思います。
どんなに美しくデザインされたバナー広告よりもうまく文脈を活かして誘導したテキスト広告のほうがよっぽど成果を生む時代になってます。
もちろんダサダサのWebデザインは問題外ですが、これからのWebデザイナーは
- なにかに特化する(特定の業種向けWebサイト制作や特定のターゲットユーザー向けのサイト制作など)
- プラスアルファの何かがある(プログラミング力・マーケティング力・データ解析力・ライティング力)
が必要になってくると思います。
それをうまくブログやSNSで訴求して、検索エンジン経由、SNS経由で集客すると意外と問い合わせは来ます。
極端な話、クライアントが欲しいのは、成果物と結果なので、相手がどこで働こうと関係ありません。
そもそもあなたのブログを見て在宅ワークをやっているのをわかって連絡をしてきているので、問題になることはほとんどないと思います。
いっそ海外に来てみませんか?
ここまで読んでみて気づいたかもしれませんが、これってそもそも日本に居る必要あるの?
ってことです。
そう、無いんです。
生活費が抑えられる
世界のフリーランスの中で「ノマドワーカーの聖地」と呼ばれている「タイのチェンマイ」ですが、ここの1ヶ月の生活費は約5万円と言われています。極貧生活とかではなく、普通の生活ができて月5万円です。
フリーランスになったら、毎月の給料って概念がなくなってしまいます。仕事をやったらやった分だけお金が入ります。
逆に言うと、月5万円分だけ働けば生きていけるわけです。
実際に、タイのチェンマイには世界中の同じ考えのフリーランサーが大量に住み着いています。日本人フリーランサーもたっくさん居ます。
同業者だらけで刺激がたくさん
在宅フリーランスは孤独です。。。事実ぼくはカナダの田舎町で一人ポツン、、とパソコンの前に座って作業しています。
今は嫁も子供もできたのでそこまで寂しさを感じなくはなりましたが、在宅フリーランスはとっても孤独です。。
海外に行くと、まず「おれ、海外でフリーランスやってる!」ってだけでテンションが上がるもんです。
ぼくもはじめの方は無意味にカフェに行って仕事してみたりして楽しんで仕事してました。
なにも一生そこに住めって言ってるわけでは無いので、飽きたら次の場所に移り住めば良いわけです。
事実ぼくのいくつかのクライアントの方は、ぼくが海外に住んでいることすらだいぶあとになってわかった、ってほどです。
ほんと人によっては、仕事相手がどこに住んでいるかなんて全く興味ないし、関係ないんですよ。。